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智歯・第3大臼歯とも呼ばれる。
この歯が生える時期は16歳から30歳くらいまでと人によりかなり違いがある。
生えるときに痛みを感じることも多い。
歯医者に行きレントゲンで調べ親知らずを見つけると抜歯を勧められることが多い。
その決定的証拠写真がこれだ。
親知らずの生える方向が他の歯と同じように正しくて歯磨きによりしっかり清掃されればよいが、このレントゲンの患者では斜め前方向いて生え、歯冠の角が第2大臼歯の根元に食い込む形で止まっている。この場合第2大臼歯の後ろ側根元がむし歯になっている。
しかもこの場所は口の中をいくら念入りに見てもわからない。
レントゲンでしか見つからないのだ。冷たい水や甘い食べ物がしみると訴えて歯科医を訪れる患者が多いが、そのような状態の時は親知らずを抜いて、第2大臼歯の神経(歯髄)を取らなければならない。
そんなことにならないように親知らずはパノラマレントゲンで前もって確認し、歯科医院で定期的にチェックすることが大切だ。
レントゲンの患者は下顎の第2大臼歯がグラグラして痛いと訴えて来院した。
パノラマレントゲンで調べるとその歯1本だけその歯の周りの骨がなくなっている。
治療としては抜歯するしか仕方ない状況だった。
歯肉の内側に歯石も認められるので歯周病になっているのだが、抜歯しなくてはならないほど進行した決定的な原因は長期間1本の歯だけに強い力がかかっていたことだ。
このケースでもレントゲンで調べ、定期的にかみ合わせをチェックしていれば歯を失うことがなかったと思われる。
近頃8020運動という言葉がよく聞かれるが、80歳で20本以上の歯を持ったお年寄りが飛躍的に増加している。このような方は定期的に歯科医院でチェックを受けている。
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